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研究会(静岡会場)

 

 

2023年8月12日(土)から対面での読書会を再開いたします。

ロゴセラピー研究会では定期的にフランクルの著書の読書会を行っており、一冊の本が終わった節目で講演会やワークショップなどを行っています。

これまで、第1クール『それでも人生にイエスと言う』、第2クール『夜と霧(新版)』、第3クール『<生きる意味>を求めて』、第4クール『ロゴセラピーのエッセンス』、第5クール『虚無感について -心理学と哲学への挑戦-』の読書会を行ってきました。

 

※静岡会場は、沖縄とインターネットでつないでの講義となります。

こちらで過去の読書会に参加された方のご感想をご覧いただけます。

<読書会の予定>

夜と霧 新版』(全5回)
【日時】
 1回目 2023年8月12日(土) 14:00~16:00(開場13:30)
  (読書範囲:1~32ページ)

 2回目 2023年10月22日(日) 14:00~16:00(開場13:30)
  (読書範囲:33~63ページ)

 3回目 2023年12月2日(土) 10:00~12:00(開場9:30)
  (読書範囲:64~94ページ)

 ※2024年2月の読書会は中止になりました。

 4回目 2024年4月21日(日) 14:00~16:00(開場13:30)
  (読書範囲:94~123ページ)

 5回目 2024年6月15日(土) 14:00~16:00(開場13:30)
  (読書範囲:123~157ページ)

 

【会場】静岡県男女共同参画センター「あざれあ」
 

【参加費】1,000円  【定員】30名

 

【申込方法】
Eメールにてご連絡ください。
shizuokalogo@yahoo.co.jp(事務局)
今後の連絡のためメーリングリストに登録されることをご了承ください。

【内容】
指定された書籍の該当ページを事前に読み、ご参加ください。内容について解説し、ご質問にお答えいたします。また、参加者の方それぞれの体験に基づくご感想などもぜひ聞かせていただければと思います。

ロゴセラピーを学ぶということは、単に知識を身につけることではなく、自分自身の生き方を振り返り、“自分の人生に向き合う態度”を育んでいくということです。(私自身もまだまだ育んでいる途上にあります)

そのため、研究会では参加者の方同士の積極的なコミュニケーションを推奨しています。会では必ずしも本名や実際のご職業を名乗っていただく必要はなく、会の中で用いるニックネームを決めていただいても結構です。本名の方とニックネームの方の割合は、およそ半々ぐらいです。

よりよく生きたいと願う多くの方のご参加をお待ちしております。

<これまでの読書会に参加された方のご感想​>

各クールの読書会に休まずご参加してくださった方に、会に参加したご感想を書いていただいています。皆様、本当に「ロゴセラピーを生きる」ということを真摯に実践されています。

おそるおそる始めた静岡での研究会で
したが、このようなご感想をいただいて、今では本当にこの会を始めて良かったと思っています。


【第1クール『それでも人生にイエスと言う』のご感想】
(Kさん)
ロゴセラピーの講演会に参加し、その後研究会に参加するようになり、一年と少しがすぎました。理屈ではどうにもならない辛さから逃れたくて始めたことでした。今、私がその辛さから逃れることができたのかというと、それはNOです。

研究会で読み進めている『それでも人生にイエスという』は、私には難しく、納得がいかないように思うことも多かったです。しかし内容の解説や他の参加者の方々のお話を聴くうち、少しずつ変わってきたように思います。

言葉で説明しようとすると私には少々むずかしいのですが、ただ何か感覚的に『あー、あれはこういうことだったのかな』と感じることか増えていき、そういう回は少しスッキリ、辛さについても少しちがった見方ができる時もでてきました。

ロゴセラピーは、私にとって何かをスッキリ解決するものではありません。ただその出来事が起こった意味について考えることをするようになったと思います。(私は主に私がどう考えればこの出来事は私にとって意味を持つのかという方向から考えていましたが…)

そして最後に、およそ私が手にとることはなかったであろう本に出会い、一人では読み切らなかったであろう本の解説ををきくことができ、他の参加者の、方々と交流を持てたことに感謝いたします。

 

 

(Rさん)
どんな人生にも意味がある。
重度知的障害の息子にどんな意味があるのだろう…。
そこが知りたくて読書会に参加しました。
はっきりとした答えは教えてはもらえませんでした。

でも、読書会に参加する前と今とは感じ方?捉え方?が違います。
うまく言えないけれど、息子によって私自身の内面、絶対成長しちゃってますし…。

時間を大切に使い、その大切な時間に何をするのか選択し、行動している自分に気づきました。

真面目な話を真面目に出来るあの場は、当初、場違い?と感じていたのに、

だんだん居心地のよい場に変化していきました。
そして「皆勤賞」受賞。時間を作った私、作ることに協力してくれた家族に感謝です。

自分自身の日常の行動も、お~!!これって、ロゴ的?と思ったり、
何か起こっても、これは何を私に問うてるのか。と自分に問うてみたり。
それって、ロゴセラピー効果かしら?

 


【第2クール『夜と霧』のご感想】

(Nさん)
僕が、昨年4月の「ロゴセラピー講演会」とその後の第2クールの読書会に参加させていただこうと決めたのは、講演会、読書会のチラシにあった「そのあなたの迷い、悩み、いきづまりの中にも意味があること」、「自分自身の生き方を振り返り“自分の人生に向き合う態度”を育んでいくということ」ということばに惹かれたからでした。

日常の生活の中で、いつもどこかにつきまとう疑問や満たされない思い、怒り…等について、振り返り、考え、向き合っていくことが必要だと思いながら、慌ただしさの中で流され、ないがしろにしているということを感じていたところでした。

僕にとってこの読書会に参加する体験は、毎回とても刺激的なものでした。「夜と霧」を手がかりに今の自分について考え、当日の草野先生の講義をうかがい、自分が感じていることをあらためて振り返り、つかみ、ことばにしてみる。ことばになって出てきた自分を受け入れ、そしてみなさんからのことばを受け止めていく…という一連の流れには、少し苦しいながら、確実な手ごたえが感じられました。

時には飲み込みにくいもの、吐き出したいものも出てきてしまい、体験したもの全てを消化することはとうていできなかったのですが、消化できないまま自分の中に残っているものが、流されがちな日常生活の中で立ち止まるための歯止めになることもありました。

今でも流されがちな毎日や、満たされない思いはあいかわらずですが、それらを抱えつつ、それでも「生きる」ことをあきらめない、投げ出さない、ということに意味がある…と感じています。

他ではなかなか味わえない体験のできるこの「場」を提供してくださっている草野先生、場を共有させていただいた皆様に、あらためて感謝申し上げます。第3クールもこんな自分を抱えつつ、参加させていただきます。よろしくお願いします。

 

 

(Kさん)
読書会に参加し始めて、気づけば1年以上が過ぎていました。初めは、ロゴセラピーってどんなものだろう?“人生の意味”って何だろう?と、軽い気持ちで参加を決めました。ですが、今振り返ってみると、『夜と霧』を読み進めたり、読書会で色々なお話を聞いたりするのは、私にとって苦しい時間だったなあと思います。

ロゴセラピーは、正解を教えてくれるものではありません。本を読み、お話を聞いて色々なことを考えたり感じたりするうちに、私にとって“人生の意味”って何だろうか…と、ますますわからなくなってしまうのです。

それでも参加を続けてきたのは、このような迷いや苦しみも受け止めてもらえる仲間がいたからだと思います。毎回のグループでの話し合いは、様々な方や立場からのお話を聞くことができて刺激になりましたし、他の方も私と似たような迷いや苦しみを感じているのだと分かり、とても勇気づけられました。

そして、読書会が苦しいながらも、普段は気付けないでいた自分自身に気付ける場だったから、続けてこれたのだと思います。うまく言葉にできませんが、きっとこの苦しみも“意味のある”大切なものなのでしょう。

このような貴重な場を作ってくださった草野先生、参加された皆さま、本当にありがとうございました。

 

 

【第3クール『<生きる意味>を求めて』のご感想】

(Tさん)
第2クールに続き第3クールの読書会に参加しました。
「〈生きる意味〉を求めて」は「夜と霧」に比べ専門用語が多く心理学、哲学初心者には難しい本でした。しかし、読書会では専門用語が多く使われず、わかりやすい言葉
で解説があり、本の内容を理解することができました。何よりもグループの話し合いで、他の方の体験談、意見を聞くことがとても新鮮で、いい経験ができたと思いました。

日常で「これでいいのだろうか?」と悩む事は多くあります。選択肢を自分ではなく会社、組織といったものを中心におくと、ときには「これはよくないのではないか...」と思うことを選び行動し、後に後悔するような事もあります。こういった事があり悶々とした思いがある時、自分の良心を軸にして選択すると、不満や後悔が減るように思います。「忖度」が一般となっている日本社会では自分を軸にして選択することが難しく思えますが、行動ではなくまず考え方を変えてみる事なら、人知れず自分でできます。

読書会の話し合いで、何げなく出た会話から思わぬヒラメキが浮かんだり悩み事の根源が判ったりと、とても有意義な時間を過ごすことができました。これからも、継続していきたいと思います。(Kさん)
生きる意味…。普段考えることの少ない、そして話し合うことなど全くない事を真剣に考える事ができました。会には様々な立場の方がいらして、それぞれの立場、それぞれの人生経験からいろいろな意見を聞くことができ、さらに草野先生が専門的な立場から分かり易く解説してくださる、とても贅沢な時間でした。

自分ひとりでは、表面的な理解をするのがやっとのテキストでしたが、こうやって、多くのメンバーと話し合ううちに、自分なりの考え方ができ、理解が深まったように思います。

おかげで、つらく苦しい時でも、これは「自分が何を問われているのだろうか」「この苦しみを意味ある物にするにはどうすればいいだろうか」と自問自答することによって、つらいながらも、充実感のような物を感じる事ができるようになったように思います。そして今は、つらい気持ちから逃れるためにその状況の意味を考えているのではなく、純粋に何かのため、誰かのためを思うことができるよう、勉強を続けています。

はじめのうちは、難しくて大変でしたが、毎回得られるものが多く、2か月に1回のこの会が待ち遠しくてなりませんでした。さらに、普段かかわることのない職業の方たちにも巡り合えるのも、楽しみの一つになりました。このよ
うな機会を設けてくださった草野先生、そして参加者のみなさま、本当にありがとうございました。

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